
都市ガス 原料費調整制度について
都市ガスの原料であるLNG(液化天然ガス)およびLPG(液化石油ガス)の価格は原油価格や為替レートの動きにより変動します。原料費調整制度はこうした原料価格の変動に応じてガス料金を調整する制度です。
ガス料金の仕組み
原料価格の変動をガス料金(単位料金)へ反映する仕組み
基準となる原料価格(基準平均原料価格)と貿易統計にもとづく3ヶ月の平均原料価格との差額から、次の算式によって原料費調整額を算出いたします。
原料費調整額(円/m3)=原料価格変動額(円/トン)÷100×0.081×(1+消費税率)
原料価格変動額(円/トン)とは平均原料価格(円/トン)から基準平均原料価格(円/トン)を差し引いた価格とし、100円未満の端数を切り捨てた100円単位の金額といたします。また、基準平均原料価格は2012年9月〜11月の平均原料価格に基づき65,520円/トンといたします。
原料費調整額(税込)は、
平均原料価格が基準平均原料価格を上回る場合は小数点第3位の端数を切り捨てた小数点第2位までの金額
平均原料価格が基準平均原料価格を下回る場合は小数点第3位の端数を切り上げた小数点第2位までの金額
といたします。
平均原料価格が基準平均原料価格を上回る場合は小数点第3位の端数を切り捨てた小数点第2位までの金額
平均原料価格が基準平均原料価格を下回る場合は小数点第3位の端数を切り上げた小数点第2位までの金額
といたします。
原料費調整の実施時期と原料価格のガス料金への反映時期について
- 原料費調整制度にもとづき、毎月ガス料金を調整いたします。
- 各期間(3ヶ月)の平均原料価格がガス料金へ反映される時期は下記のとおりとなります。
平均原料価格算定期間 | ガス料金(単位料金)への反映時期 |
---|---|
前年8月 〜 前年10月 | 1月検針分 |
前年9月 〜 前年11月 | 2月検針分 |
前年10月 〜 前年12月 | 3月検針分 |
前年11月 〜 1月 | 4月検針分 |
前年12月 〜 2月 | 5月検針分 |
1月 〜 3月 | 6月検針分 |
2月 〜 4月 | 7月検針分 |
3月 〜 5月 | 8月検針分 |
4月 〜 6月 | 9月検針分 |
5月 〜 7月 | 10月検針分 |
6月 〜 8月 | 11月検針分 |
7月 〜 9月 | 12月検針分 |
原料価格のガス料金への反映方法
各検針月に適用するガス料金の平均原料価格について
基準平均原料価格 | 2025年 4月検針分 |
2025年 5月検針分 |
|
---|---|---|---|
LNG平均輸入価格 (貿易統計値) |
64,920円/トン | 97,030円/トン | 96,530円/トン |
LPG平均輸入価格 (貿易統計値) |
80,220円/トン | 95,050/トン | 96,000/トン |
平均原料価格※ | 65,520円/トン | 97,170円/トン | 96,720円/トン |
※平均原料価格=LNG平均輸入価格×0.9721+LPG平均輸入価格×0.0300(10円未満四捨五入)
適用される単位料金のお知らせ
当月と翌月のガス料金(単位料金)は、毎月の検針時等にお届けする「検針のお知らせ」でご案内するとともに、下記の料金表でもご確認いただけます。