瑞福祥

掲載月:2015.6

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今回のお店紹介は、伊賀市青山桐ヶ丘の中華料理店「瑞福祥」を特集します。
中華料理と言えば「瑞福祥」の名前が浮かぶくらい、地元では定番の中華料理店です。
瑞福祥は、名張市下比奈知にあるアピタ名張店、鈴鹿店、本店である伊賀市希望ヶ丘店と、この青山店、合計4店舗を展開しています。

 

二代目であるマネージャー不働智貴さんにお話をお聞きしました。
「父の代で始めた店を、兄弟3人が引き継いでいます。それぞれ厨房や店舗運営などを行っています。私は、厨房に立つこともありますが、4店舗のマネージメントや料理人の人材管理などを主に担当しています」

店舗内の内装は、中国で買い付けたオブジェなどで飾り付けられている。

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智貴さんは、なんと様々な攻撃法を駆使して勝敗を競う、総合格闘技の元チャンピオン。大学卒業時に、経営に打ち込むと決め、格闘技の道を捨てて、瑞福祥へと戻ってきて3年目です。
「祖父と祖母は、満州の残留孤児でした。その後、日本に戻ってくるわけですが、ルーツが完全にわからずで、不働の家は、祖父と祖母の代から新しく始まっているのです。何の歴史もないので、爆発的な家族の歴史をつくりたいという使命感があります。だから、経営に打ち込むと決めた時、ベルトなどもすべて捨てて、人生を丸ごと変えようと思いました。頭の中がリングです」

お茶や皿などは、中国で仕入れてきたものが中心で、食材はほとんどが地元産を使っています。
「自分たちで畑をしていて、玉ねぎや葱などは、ほとんどがそこで採れたものを使っています。新鮮で、味も濃厚ですよ」
お客様の層は、中流ファミリー層が中心。家族連れ4人以上で来店される方が多いのだそうです。

「これからは、3兄弟を筆頭に、今を維持するのではなく、定番を守りつつトレンドを追いかけていこうと考えています」と智貴さん。
「弱みを強みに変え、効果を見ながら、トライ&エラーを繰り返していこうと考えています」
情熱的な言葉ですね。
爆発的な歴史を作る・・・大陸的な考え方が現れています。
瑞福祥の本場のお味とともに、これからの瑞福祥の展開・歴史に期待です。