西口園

掲載月:2014.8

 nishiguchi1

名張市桔梗が丘の西口園は、丹精こめて栽培したぶどうを店頭で直売しています。
「父の代から私で2代目になり、51年目に入っています。今は娘婿(西口園代表:川勝浩次さん)が継いでくれて、3代目になりますね」と話すのは西口隆久さん。

 

伊賀地域の風土が、ぶどう栽培に適しているのだそうです。
「昼暖かく、夜は涼しい。夏は暑く、冬は寒い。寒暖の差が厳しく、良質な土と清らかな水が、おいしいぶどうを育てます」

「ぶどう園というのは3種類に分かれます。出荷農家、ぶどう狩り、直売です。直売農家の私たちは、直売用としての栽培方法にとてもこだわりを持っています」
一本の枝から成る房をできるだけ少なくして、ぶどうの美味しさを一つの房に集中させます。
「糖度が高く、大粒で、しかも深みのある味わいになります」

nishiguchi3
栽培品種の一例をご紹介。
写真左から、クイーンニーナ、ピオーネ、シャインマスカット、サニードルチェです。
西口園では、できるだけ農薬を使わず、堆肥で、40種類ものぶどうを自家栽培しています。

 

直売所を併設した桔梗が丘8番町のぶどう園は、3000坪の広さ。
一辺が180mもあります。
西口園は全部で6箇所の農園を持っており、合計5400坪の農園で栽培された、とりたてのぶどうを直売所で販売しています。
「5年前に最新式のビニールハウスを導入しました。ドーム型になった屋根が開閉可能な全天候型になっており、雨水が入らないようなシステムになっています」

nishiguchi5

ハウスの中に入ると、すごい暑さ!
西口さんが枝に成っているぶどうをとってくれました。
一粒いただくと、高温のハウスでぬるくなっているにもかかわらず、甘みが際立って濃厚なお味。
 この日も、続々と地域の方々が直売所に訪れていました。
試食コーナーもあるので、食べてみて、気に入ったものを探すことができますよ。
中には珍しい品種もあります。
一房から購入することができます。
ご自宅用に、ご贈答用に、西口園のぶどうをどうぞ。